同業他社への転職という選択肢
不動産営業から転職を考えるとき、必ずしも「異業種」に行く必要はありません。
当サイトの調査では、不動産営業経験者の転職先として「同業他社」が第3位(15%)にランクイン。多くの方が、不動産業界内での転職で年収アップや環境改善を実現しています。
同業他社転職のメリット
1. 経験・スキルがそのまま活きる
新しい業界の勉強は不要。即戦力として評価され、入社直後から活躍できます。
2. 年収アップの可能性が高い
年収アップ事例:
- 中小仲介 → 大手仲介:年収+100〜200万円
- 低歩合率の会社 → 高歩合率の会社:年収+50〜150万円
- 地方 → 首都圏:年収+50〜100万円
3. 入社後のギャップが少ない
同じ業界なので、仕事内容や文化の想像がつきやすく、入社後の「こんなはずじゃなかった」が少ないです。
4. 人脈・顧客を活かせる(場合による)
※ただし、競業避止義務や顧客情報の持ち出しには注意が必要です。
同業他社転職で改善できること
環境面
| 改善項目 | Before | After(例) |
|---|---|---|
| 休日 | 週1日 | 週2日(火水定休) |
| 残業 | 月80時間 | 月30時間 |
| パワハラ | あり | なし |
| 研修制度 | なし | 充実 |
収入面
| 改善項目 | Before | After(例) |
|---|---|---|
| 基本給 | 20万円 | 28万円 |
| 歩合率 | 3% | 8% |
| 賞与 | なし | 年2回 |
| 福利厚生 | 最低限 | 充実 |
キャリア面
- 扱える物件の幅が広がる
- 管理職への道が開ける
- 専門性を高められる
同業他社転職で失敗しないためのチェックポイント
1. 歩合率と基本給のバランス
歩合率だけでなく、基本給とのバランスを確認しましょう。
注意すべきパターン:
- 歩合率は高いが、基本給が極端に低い
- 歩合の計算方法が複雑で、実質的に低い
- インセンティブに上限がある
2. 離職率・平均勤続年数
面接や口コミサイトで確認しましょう。
良い目安:
- 平均勤続年数5年以上
- 離職率15%以下
- ベテラン社員がいる
3. 扱う物件の種類
自分の得意分野と合っているか確認しましょう。
物件種類:
- 居住用 or 投資用
- 売買 or 賃貸
- 戸建 or マンション
- 新築 or 中古
4. 営業スタイル
自分に合った営業スタイルか確認しましょう。
営業スタイルの違い:
- 反響営業 vs 開拓営業
- 個人プレー vs チーム制
- 来店型 vs 訪問型
5. 実際の労働環境
求人票だけでなく、実態を確認しましょう。
確認方法:
- 面接で直接質問
- 口コミサイト(OpenWork、転職会議)
- 知人・元社員への確認
おすすめの不動産会社
大手仲介(安定性重視)
三井のリハウス(三井不動産リアルティ):
- 売買仲介取扱高No.1
- 福利厚生が充実
- ブランド力で集客しやすい
住友不動産販売:
- 高い歩合率
- 実力主義
- 独立志向の人が多い
東急リバブル:
- 土日どちらか休める制度
- ワークライフバランス重視
- 顧客満足度が高い
中堅仲介(成長機会重視)
野村不動産ソリューションズ:
- 高単価物件が多い
- 富裕層顧客の経験が積める
オープンハウス:
- 急成長企業
- 若手の昇進が早い
- 実力主義
投資用不動産(高収入重視)
GA technologies(RENOSY):
- テック系不動産
- 働き方が柔軟
- 将来性がある
不動産テック
SREホールディングス(旧ソニー不動産):
- AIを活用した営業
- 先進的な働き方
- ITスキルも身につく
転職活動の進め方
Step 1:自己分析
現職の不満と、次の会社に求める条件を明確にしましょう。
整理すべきポイント:
- 年収の希望額
- 働き方の希望(休日、残業)
- キャリアの方向性
- 譲れない条件と妥協できる条件
Step 2:情報収集
情報源:
- 転職サイト(リクナビNEXT、doda、マイナビ転職)
- 不動産業界専門の転職サイト
- 口コミサイト
- 業界の知人
Step 3:応募・面接
面接で聞くべきこと:
- 歩合率と計算方法
- 平均勤続年数
- 直近の離職者数と理由
- 実際の労働時間
- キャリアパス
Step 4:条件交渉
不動産営業の経験を武器に、条件交渉を行いましょう。
交渉材料:
- 現職での実績(売上、件数)
- 保有資格(宅建など)
- 顧客対応力のエピソード
注意点
1. 競業避止義務
退職時に競業避止義務を課される場合があります。同業への転職に制限がないか確認しましょう。
2. 顧客情報の持ち出し禁止
顧客リストや個人情報の持ち出しは違法です。絶対にやめましょう。
3. 円満退社を心がける
不動産業界は意外と狭いです。悪い評判が広まると、転職先でも不利になる可能性があります。
まとめ
同業他社への転職は、不動産営業の経験を最大限活かせる選択肢です。
「不動産営業自体は好きだけど、今の会社に不満がある」という方は、異業種への転職だけでなく、同業他社への転職も検討してみてください。
しっかり情報収集を行い、自分に合った会社を選ぶことで、年収アップと環境改善の両方を実現できる可能性があります。